越前漆器 粂治郎の紹介

福井県鯖江市の越前漆器の製造卸を営む工房です。
昔ながらの伝統製法(越前塗り)と質を守りつつ現代にも取り入れやすいデザインもご提供しています。
品質を大事に、お客様の満足を第一に考えています。

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越前漆器とは

漆が生活のすみずみに息づく越前福井。
越前漆器はそんな風土から生まれた伝統の技です。

越前漆器の起こりは、約1500年前にさかのぼるといわれています。

古墳時代の末期にあたる6世紀。第26代継体天皇がまだ皇子の頃に、壊れた冠の修理を片山集落(現在の福井県鯖江市片山町)の塗師に命じた際に、
塗師が冠を漆で修理するとともに黒塗りの椀を献上した事により始まったとされています。

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粂治郎は、その片山町に居を構え1500年の伝統を受け継いでいます。

越前漆器は、業務用漆器の国内生産の約80%を占めており、全国の旅館やレストランなどの飲食店で愛用されています。

もちろん粂治郎でも業務用途の注文を承っております。数量や納期など、気軽にご相談ください。

粂治郎のこだわり

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上質な天然漆へのこだわり

天然漆は乾くのが遅いため、乾燥段階で比重の重いものが下に沈み、表には半透明の層ができます。

漆に独特のツヤや高級感があるのは透明の層で光が乱反射するためです。

粂治郎では上質な漆のみを厳選して使用しているため、深みと奥行きのある艶やかな仕上がりになっています。

良質な材料へのこだわり

粂治郎では漆だけでなく、すべての材料に上質なものを選んでいます。

例えば、蒔絵に使う純金粉や純銀粉は、他社と違って、金属粉は混ざり気のない物のみを使用しています。

職人の手作りへのこだわり

職人が1つ1つ、塗り、乾燥、蒔絵付け、磨き、全ての工程を手作業で行っています。

特に蒔絵は一色ずつしか蒔き込めず、蒔絵をしては漆を塗り乾かすという工程になり、色数が増えると工程数も時間もかかります。

熟練した技術者である職人が時間と手間を惜しまず、1つ1つ丹精を込めて手作りしているからこその味わいがある、粂治郎の漆器です。

磨き仕上げへのこだわり

通常の蒔絵は漆が乾きかけた時に表面にだけ粉を蒔きつけます。

表面にしか付かないため、少し磨いただけで粉がとれてしまい、光沢が出るまで磨けません。

粂治郎では漆が乾く早い段階で、蒔きつけて漆の奥まで粉が多く付くようしています。

これによって磨いた時により光沢のある輝きになります。

沿革

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明治時代に創業し100年以上の歴史を持つ漆器工房。

小さな工房としてはじまり、大正3年に2代目の粂治郎が分業制を取り入れ今の形態を作りました。

1990年にKumejirow Collectionを展開し、銀地などを取り入れモダン漆器の先駆けとなる。

最近では、iPhoneケースをはじめ、時代に合う商品を発表。日本へ、世界へ挑戦しはじめました。